忍者ブログ

観 た 映 画 に つ い て ぺ ら ぺ ら 書 い て い こ う と 思 う 。 書 き と め て お か な い と 消 え ち ゃ う 気 が し た か ら 、 と に か く メ モ っ と く 。 ひ た す ら メ モ っ と く 。
03 2025/04 1 2 3 4 56 7 8 9 10 11 1213 14 15 16 17 18 1920 21 22 23 24 25 2627 28 29 30 05
RECENT ENTRY RECENT COMMENT

04.28.00:34

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 04/28/00:34

01.10.22:52

『恋のベビーカー大作戦』

『よろしく、トマ。マリーよ』

 
-あらすじ- 
子供はいらないと言ったことで恋人のマリーから別れを告げられたトマ。
失恋から立ち直れず、途方に暮れながらアパートの階段を上がっていると
なんと、天井から赤ん坊が降ってきた。偶然キャッチしたトマは、
赤ん坊の母親、メラニーから子供をしばらく預かってほしいと懇願され、
しぶしぶながら引き受けることに。最初は戸惑っていたトマだが、
赤ん坊のレオをダシにしてマリーとヨリを戻そうと考える。
恋に育児に真剣なトマにマリーも再び心惹かれるが、
赤ん坊といられる時間は、刻一刻と過ぎていって・・・。

監督
クレモン・ミシェル

脚本
クレモン・ミシェル
ルイ=ポール・ドゥサンジェ

製作

アラン・ベンギーギ
トマ・ヴェルアエジュ

etc…

キャスト

ラファエル・ペルソナ
シャルロット・ルボン
ジェローム・コマンドール
カメリア・ジョルダナ
ジュリー・フェリエ
フランソワ・ベルレアン
フランソワ・ロラン
クレモン・ミシェル

etc…

  WOWOWの本編予告

 

 

※動画が途中で止まる恐れがあります。
再生バーを右端まで溜めてから再生すると止まらずに再生することができます。
再生バーが最後まで溜まらない場合は、ある程度溜まっている段階で再生することをお勧めします。

 

  通常の本編予告

 




以下、ネタバレ↓





 
これは気軽に観れる映画だと思う。
ケーキ食べながら、とか、友達と話しながら、とか。

主人公トマには、話を聞いて力を貸してくれる友人がいるし、仕事もなんだかんだで上手くいきそうだった。
恋人とも、嫌いになって別れたわけじゃなかったから、がんばればよりを戻せそうな雰囲気。

だから、赤ちゃんがいるっていうのは、きっかけとしては大きかったんじゃないかなぁ。
まぁ、タイトルまんま赤ちゃんが主役だしね。
赤ちゃんいなくて、普通に恋愛映画として、別れたりよりを戻したり、だと、ありきたりで記憶に残らなかったかも。
子供を通して、トマに心境の変化というか、成長というか、そういうのがあってよかった。

赤ちゃんを返したくないって気持ちが、父性から出たものなのか、そうでないかは
分からないけど、でも、ちゃんと子煩悩してた。今度はマリーと作れるといいネ!

ほんでもって、ほんでもって。
ゆったりと流れる空気感が好きだったかかる曲はどれもおしゃれ、演出も素敵センス。
トマとマリーが初めて出会うところから物語が始まるんだけど、そのときにかかってた曲が
すごい好き。もうおしゃれ。なにこれおしゃれ。語彙がないからこれしか言えない。おしゃれ!

WOWOWなので、映画が始まる前と終わった後に「W座からの招待状」っていう感想を話す枠があるんだけど
放送作家の小山薫堂さんって人が言っていたことがあって、
階段で出会いから別れを描くっていうの、素敵やん?みたいな。うん。本当にそう思う。
映画ならでは魅せ方っていうか、面白い。

最初は、マリーのパーティーに紛れ込んだトマが彼女と意気投合してそのままトマの家にって流れで
お互い、酔っぱらってて、いや、彼女が酔ってたんだったかな?そんで植木でトイレして(笑)
造花だからそのアンモニア肥料にならんっていうww

あと、これは最後まで観て印象が変わった言葉なんだけど、
「よろしく」っていい言葉だなぁって思った。
「私たち、これから関係を作りましょう?よろしくね」って意味でしょ?・・・素敵やん?


マリーは人の名前を当てるのが得意っていうなかなか不思議というか、可愛い設定。
名前当てゲームは私もよく姉とやった記憶がある。あの人、ボブっぽいよね、みたいな。
いや、私がいるの日本なんだけれども。

ノスタルジーにひたりつつ、映画の話。

出会って、よく話すようになって、買い物とかもするようになって、通い妻みたいになって
ほんでもって、ほんでもって、喧嘩。
マリーのために計画した誕生日パーティーは最悪の記念日になって、
一緒に計画した友達の手前、すごい気まずいっていう。

この一連の流れが全部階段で行われてるんだよね。
場所は同じなのにふたりの関係が変わっていくっていうのが観ててすごくおもしろかった。

そうそう、子供の話。

まぁ、階段の天井から、赤ん坊という名の天使が降ってくるわけだけれども、
この子がまた可愛いんだ。服を脱がせてるシーンがめっちゃ好き。可愛すぎるでしょ。
自分の顔を手で覆ってうぉおおおお!!って叫びたくなるほどに可愛かった。

でも、でもね、可愛いだけじゃ、面倒はみれないんですよ。

うちは姪っ子と甥っ子がいて、よく「抱っこしてて」なんていわれたのですが、甥っ子のとき、
姉が母親の身でありながら、親戚のごたごたに巻き込まれて夜家を空けるってことになって
そうなると、必然的に私と赤ちゃんのふたりきりになるわけで、
私が寝ても、赤ちゃんは「寝る?なにそれおいしいの?」状態で、まぁ、泣きますわな。
私、飛び起きますわな。抱っこしますわな。あやしますわな。泣きやまないわなっていう。
母親さがしてんだよなーこれ。だから私がいてもどうにもならなくて、抱っこしながら
姉の携帯に電話をかけて「いいかげんにしてくれ」と理不尽だと怒りたくなりましたね。
もう、警報機鳴るんじゃないかってくらい泣き叫んでましたもの。セコムきますもの。そんなんないけど。

 

とにかく、トマもそんくらい大変そうだった。私はだっこ係だったから断然楽だったろうけど、
何しろ、赤ちゃんの母親は入院中だから、おむつかえたり、飯食わせたり、あやしたりと、
とにかく大変。いきなり母をやる羽目になる失恋男。
でも、“子供嫌い”だそうなのに、すっかり子供の扱いに慣れてくるところを見ると、
ただのやらず嫌いだったんじゃないか?。うーむ、それとも自分の子供じゃなくて期間限定だから気楽に面倒見れる、とか?いや、子供の世話って気楽にやれるもんじゃないだろうけど、気分的に、って意味で。

マリーと子供を作るか作らないかでモメて別れたのに、よりを戻すために子供を利用するっていうのが、
なかなか面白い。特に、レオの面倒がみれなくなったときのトマの絶望に暮れた絵とか。
主人公の心情描写を、口で説明させるんじゃなくて、”負け犬” とか ”やり口が” ”汚いぞ” とか、”嘘つき” とか、
文字に起こして出してくるあたりが面白い。私面白いしか言ってないな。いやでもこれ本当に面白い。

坂道で空っぽのベビーカーから手を放したり、“バスタブで溺れるパパ”とか”放り出された赤ん坊”  とか ”オムツの袋で窒息するパパ”の絵を描いて会社のお偉いさんに提出したりとか、こっちが不安というか、心配になってくるトマの鬱加減がもう良い意味でいっちゃってる。彼にとっては最大の不幸なんだろうけど、最初はあんなに嫌々だったのにって考えると、不純な動機から始まった親子関係でも、彼なりにレオを大切に思ってたのかなって、思ってしまってつい苦笑というか、笑ってしまう。微笑ましい。

あ、そうそう。子供の名前はレオ。なかなかかっこいい名前だったという。
おっかなびっくりって表情をするから、その可愛さとのギャップがたまらんのかもしれん。
個人的に、レオが喉頭炎になったときのシーンが印象的だった。なんか白い湯気が幻想的に見えた。

最初にかかってた曲が、最後にもかかってて、あぁ、最初と最後が繋がるんだなって、思って
感動というか、凝っててよいです。やっぱこの曲好きだ。この曲抜きにこの作品は語れない気がしてる。



※『恋のベビーカー大作戦』(こいのベビーカーだいさくせん、La stratégie de la poussette)は
    2012年のフランスのロマンティック・コメディ映画。


2012年11月10日にアラス国際映画祭(フランス語版)で初上映された。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%8B%E3%81%AE%E3%83%99%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E6%88%A6
 (このページごとWikipediaに飛びます)

 































PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら