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観 た 映 画 に つ い て ぺ ら ぺ ら 書 い て い こ う と 思 う 。 書 き と め て お か な い と 消 え ち ゃ う 気 が し た か ら 、 と に か く メ モ っ と く 。 ひ た す ら メ モ っ と く 。
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04.28.01:20

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  • 04/28/01:20

12.23.02:08

『ケーブルガイ』


「おれの友達に?」

  -あらすじ-
別れた恋人のことを引きずっていたスティーブンの前に、
イカれた救世主が現れる。彼の名はチップ。
ケーブルテレビの配線工をしており、
なんと、有料放送をタダで観せてくれると言う。
その代わり友達になってほしいと懇願され、渋々、付き合うことに。
チップはスティーブンに対して馴れ馴れしい態度で接してくる。
ずかずかとプライベートなことに入りこもうとしてくるチップに
業を煮やしたスティーブンは友達解消を告げるが……。

 
監督
ベン・スティラー

原案
ルー・ホルツJr.

脚本
ジャド・アバトー

製作
アンドリュー・リクト
ジェフリー・ミュラー
ジャド・アバトー

製作総指揮
ブラッド・グレイ
バーリン・ブリスタイン
マーク・ガーヴィッツ

etc…

キャスト
ジム・キャリー
マシュー・ブロデリック
レスリー・マン
ジャック・ブラック
ジョージ・シーガル
ダイアン・ベイカー
ベン・スティラー
エリック・ロバーツ
ハリー・オライリー
エイミー・スティラー
オーウェン・ウィルソン
アンディ・ディック
ジャニーン・ガラファロー

etc…
 

  本編予告



※動画が途中で止まる恐れがあります。
再生バーを右端まで溜めてから再生すると止まらずに再生することができます。
再生バーが最後まで溜まらない場合は、ある程度溜まっている段階で再生することをお勧めします。




以下、ネタバレ↓

 








これ、悪魔の微笑み。
いやいや、恐ろしい話だなと思った。

キャスト豪華だなーと思ったら、監督がベン・スティラー。
ベン・スティラーさん何してんすか。
役者の顔しか知らなかったから、wiki見てびっくりしたわ。
そしてオーウェン・ウィルソン。このコンビは今では鉄板だね。


さてはて本編。
大げさな動きでジム・キャリーが登場してきたときは『マスク』観てんのかと思った。
マスクはマスクで、幼少の頃にあの緑の顔がトラウマだったけど、こっちはこっちで怖い。
なんていうか、ジム・キャリー演じるチップが友達としてズカズカずぶずぶ入り込んでくる。
気づいたら、泥沼に足がハマって抜けられませんって感じ。精神的に参ってしまう。

親しき仲にも礼儀ありって本当そうだなぁと。

人には、踏み込まれたくない一線っていうのがあって、昨日今日会った人がいきなり、
肩組んで「親友です」って言ってきたらそりゃ「えっ?」ってなりますよ。

友達って、これは私の考えだけど、もっとお互いに共感できることがあって、
楽しい時間を共有できる人のこと・・・だと思う。喋ってて楽しいとか、ね?
なんというか、逆に私が友達になっていいのかしらって思って、自分から作りにいくことは
現実じゃ難しかったりするけど、チップは遠慮なんかせず猛烈にアプローチしてくる。
俺にはおまえのことがなんでも分かるんだぜ、俺はおまえにとって一番だろう?
って雰囲気を醸し出してくるなかなかのKYっぷり。

でも、私がこの映画を怖いで終わらせることができなかったのは、
チップの悲しい過去に同情してしまったからだと思う。


「友達関係は解消だ」
雨の中、スティーブンにそう言われたとき、雨に打たれたチップの目が
まるで見捨てられた子供のように見えた。

チップの家に父親はいない。
母親は、男を引っ掛けるために化粧をし、派手めの衣装を選び、
幼いチップを残して夜、出かけて行った。
誰もいない家で観るのはいつもケーブルテレビ。
つまり、テレビの中にある世界がチップの全てだった。

チップはスティーブンに・・・

・有料放送を見せてあげた。
・バスケの試合に勝たせてあげた。
・別れた彼女、ロビンとの仲をとりもってあげた。
・障害にならないよう、ロビンに近づく悪い虫を排除してあげた。
・映画を臨場感たっぷりに観れるような機材をプレゼントしてあげた。
 (カラオケ機器なども)
・傷心の彼にロビン以外の女をさも恋のキューピットのように紹介してあげた。

などなど、ちょっとやりすぎじゃないかってとこも多々あった。
(恋に落ちた気で抱いた女が実は商売女で、この時点でスティーブンはショックだったろうし
さらにはその彼女がチップにも抱かれたなんて、リアルで性交を共有とか、おぇええって思った)

「ムカつく上司がいるから痛い目見せてやってくれ」ってもし頼んだとしたら
嫌な顔ひとつせずに「分かったぜ、相棒」って言ってくれそう。
味方だと心強いけど敵に回すと怖いってやつ。

これは間違った解釈かもしんないけど、彼は相手のために何かしてあげれば、
自分も何か返してくれると思っているのかもしれない。そうすれば自分のもとから離れない
って思ってるのかもしれない。それは、なんか、金を渡すから友達になってくれっていう、
どっかのアニメか漫画でありそうな友情ごっこというか、金を渡せば友情が買えると思ってそう。
そりゃあ、何かくれるなら喜んで友達になりますよって人もたくさんいるだろうけど、
残念ながらスティーブンは「あ、じゃあお言葉に甘えて」ってキャラではなくて、
カタブツっていうか、良く言えば真面目ってやつで、ことごとく迷惑そうにしてた。
いや、まぁ、大して知らない人に良くしてもらったらそれが好意でも怖くて受け取れないよね。

でも、チップの悲しそうな過去を観てしまったら、
スティーブンから発音が良くなる本をもらって嬉しそうにしてた姿が頭に残るというか、
えっと、例え、皮肉で喜んだ演技をしてるだけだったとしてもね、悲しくなるっていうか、
あれだよね、許せないような悪役でも可哀想な過去があったら許されるようなあれだよね。

あと、ここ。ここのシーンも、ね。チップが歌うシーン。歌詞。

「“ジェーファーソン・エアプレイン”の曲だ。
 ヘルズ・エンジェルズが暴れた
 “ストーンズ”のコンサート映画“ギミー・シェルター”から」


真実が暴かれた すべて嘘だった
すべての喜びは 死んでしまった
誰か愛する人が欲しい お願いだ 誰か愛する人を
誰か愛する人が欲しい

涙が あふれ出て 胸を濡らす
友達はいるけど ぼくのことを子供扱い
誰か愛する人が欲しい お願いだ 誰か愛する人を
誰か愛する人が欲しい どこにいるのか 愛する人
君のその目 光を失ってガラス玉のよう
君の頭のなかには 何がつまっているのか

ひとりでいる時間が多いとしたら、それは感傷に浸る時間が多いってことだと思う。
チップは、本当に孤独な人間だったんだなって。その一言だと思う。
スティーブンもチップに言ってた。人には孤独になる瞬間があるものだって。
でも、チップは「おれのように淋しい男はいない。それでこのザマだ」って言ってた。
やけくそで、執念深いくせに諦めが早くて、悲観的で。
長い間ひとりでいたのか、他人との距離感が分からなかったんだろうなぁ。
加減が分からなくて、行き過ぎたことをしてしまう。何でもしてあげたくなってしまう。
そして相手が自分から離れたら、こんなに尽くしてあげたのにどうしてって思って、憎む。

「TVを見ておとなしくしてろってワケ? はははっ、ママはいつも留守だ!
   TVがおれの親代わり。ホーム・ドラマがおれの家族。
  おれの“ハッピー・デイズ”はどこに?

  “人生いろいろ”を見るのが、おれの人生勉強。ひどいよ!」

やけになったチップがようやく出した本音。

「これが一番の解決法だ」って言って、チップは自殺しようとしたけど、
解決には死しかないのかなっていつも思ってしまう。
それって、この性格は直せないってことなのかなぁ。
「ラスト・フレンズ」ってドラマが日本であったけど、その作品でも彼女を束縛してた宗佑って男が、
彼女を自分から解放するために自殺してた。チップがヤンデレに当てはまるのかは分からないけど
ヤンデレって、自己愛ってことだと思う。自分の性格は死なないと直らないって思ってるなら、
それは、自分の性格は直したくないから、直せるはずがないと驕ってるから死ぬってことになるのかなぁ。



チップに関しては深入りするのは好きだけど深入りされるのは嫌いなのかなって印象を持った。
臆病になっているというか、笑かしてごまかそうとしてる感じ。
私がそう思ってるだけなのかな。なんか、考えてるうちによく分んなくなってきた。




誰かがベビー・シッターのTVを殺さなきゃ」

私んとこも、親が共働きで、兄姉は学校の部活とかバイトとかで夜遅くて、
夜ひとりでいることが多かったけど、テレビがあって救われた。
だって、何の音もしないっていうのが一番怖いんだもん。
ベビーシッターがいるって、いいものだと思う。
チップの気持ちも、まぁ、その、ちょっとだけ、分かるけど、まぁ、えーと、うん。
だから、死ななくてよかったよ。 最後の言葉が恐ろしかったけどね。懲りろよ、っていうね。






※『ケーブルガイ』(原題: The Cable Guy)は、1996年のアメリカ映画。
 サイコスリラー映画およびブラック・コメディ作品でもある。

俳優でもあるベン・スティラーが監督・出演している。。(Wikipediaより抜粋)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%82%A4 (このページごとWikipediaに飛びます)

詳しい情報はこちらにて記載されております。
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=10440 
(このページごと別サイトに飛びます)
 




































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